The boon やまが#05 お酒好き集まれ〜!お酒を楽しめるおすすめスポット

The boonとは「恩恵」や「恵み」という意味で、山鹿の豊かな恵みであり魅力であるグルメや食材、癒やしなどにザブーン! と飛び込んで欲しいという思いを込めました。
「The boon やまが」では、グルメや観光など、テーマに沿った山鹿の恵み豊かな場所をピックアップしてご紹介します。

The boon やまが#5 お酒好きによるお酒好きのための酒蔵巡り

山鹿って、実はお酒造りにとても適した土地なんです。

日本酒やワイン、ウイスキーにクラフトビール。

さまざまな種類のお酒が山鹿で採れたものや山鹿の自然を生かして造られています。

そこで今回はお酒好きさん必見のお酒が楽しめるおすすめスポットをご紹介。

飲み過ぎないようにご注意を〜!

※ 飲酒運転や20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。

The boon やまが#05 お酒好き集まれ〜!お酒を楽しめるおすすめスポットのマップ

千代の園酒造「酒蔵の片隅で角打ち」

豊前街道の知る人ぞ知る角打ちで一杯

千代の園酒造(山鹿市)の外観写真

豊前街道沿いにある「千代の園酒造」。

その敷地内にオープンされたのが「酒蔵の片隅で角打ち」です。

地元の方や旅行者などがふらっと立ち寄るのはもちろん、晩ご飯を食べる前の0次会など気軽に利用できるのも、千代の園の角打ちのいいところ。

併設されたショップでお酒を購入する前に、ここで飲み比べて実際の飲み口をチェックしてみるのもおすすめ。

角打ちでは大吟醸や清酒、赤酒、リキュール、季節限定商品など、千代の園酒造の自慢のお酒を立ち飲みスタイルで気軽に楽しむことができます。

純米大吟醸や大吟醸のようなちょっとランクの高いお酒も、リーズナブルに飲むことができるのもうれしいポイント。

お酒はもちろん一風変わった注文方法まで。まさに“こだわりの園”

角打ちでは注文や会計時に百人一首の札を使用します。
渡された10枚の札は注文する商品によって消費する枚数が変わります。

残った札の枚数でお会計をするというちょっと変わった、でもなんだかワクワクしてしまうようなシステムです。

楽しいだけでなく、札の残り枚数でカウントするため、すごく分かりやすいという機能的な利点もしっかりあります。

角打ちおすすめは「三種飲み比べ」。
時期によって提供するお酒の種類が変わるのだそう。
場合によっては4〜5種類の中から選べることも!

今回いただいたのは「大吟醸クラスの飲み比べセット(札6枚分)」。

コクがありキレの良い後口が特徴の「純米大吟醸・泰斗」はちょうど1月が飲み頃。
メロンのような香りとさっぱりとしたうまみは食中酒として最適。
食事のおいしさを際立たせる、飲み飽きない味わいです。

「純米大吟醸・朱盃」はまろやかで風味豊かな特徴があります。
ムードな雰囲気でゆっくり楽しみたいならこれがイチオシです。
千代の園酒造の看板商品「大吟醸 エクセル」の対となる代表作とのこと。

「蔵囲い 大吟醸」は蔵元でしか飲めない限定品です。
うまみとコクを味わいたい方に特におすすめ。

「酒蔵の片隅で角打ち」でいただくぴったりなおつまみ

お酒にぴったりなおつまみと一緒に。
「純米大吟醸・朱盃」はクリームチーズとの相性が抜群でした。

酒蔵の片隅で角打ちの隣の売店で購入できる日本酒の例

飲み比べた後はお気に入りの1本をお土産にいかがですか?
隣の売店で購入することができるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

【アクセス】

  • 山鹿バスセンターから徒歩で11分

千代の園酒造「酒蔵の片隅で角打ち」の詳細はこちらをご覧ください。

関連記事:山鹿のお酒紹介①「日本酒」〜千代の園酒造〜

菊鹿ワイナリー

風光明媚な山の中にあるワイナリー

ショップでは、ワインにぴったりの商品も販売しています。
買い揃えたくなるほどすてきなカトラリーも。

しかし、なんといってもやはり注目すべきはずらりと並ぶワインでしょう。
菊鹿ワイナリーでは季節によって販売するワインの品揃えが違うとのこと。

菊鹿ワイナリーの明るく開放感のあるテイスティングルームでは「菊鹿シャルドネ・アンウッデッド・2021」や「醸音 スパークリング 辛口」などの試飲が可能です。

 専門スタッフによる、ワインに関する詳しい説明も楽しめます。

また、施設内で販売されているパンやパスタ、ピザなどを持ち込むことができます。
ワインと一緒にできたてのピザを頬張れるのも、菊鹿ワイナリーならではの楽しみ方です。

明るく開放感のあるテイスティングルームの写真

菊鹿ワイナリーでのおすすめは「菊鹿シャルドネ・アンウッデッド・2021」。

季節限定のものなので試飲できるかはその季節によりますが、ぜひタイミングを合わせて試飲していただきたい一品です。

「シャルドネ」という品種の白ぶどうを使用しており、味わいは花や白桃のようなリッチな華やかさが感じられます。

食事に合わせるのはもちろん、ワインだけでも十分な満足感が味わえるお酒です。

上品な香りと重厚感ある味わいは、とっておきの1本としてもおすすめ。

広大な自然の中ワイン片手にピザを堪能

菊鹿ワイナリーの外で楽しくお酒とピザを楽しむ!

店内のテイスティングルームはもちろん、外での飲食も可能。

のどかな景色を楽しみながら食べる焼きたて熱々のピザと、ワインは格別ですよ!

今回ピザと共にいただいたワインは「菊鹿メルロー樽熟成750ml」。
ブラックチェリーやブルーベリーのような豊かな香りと、凝縮した果実のリッチな味わいが香ばしいピザとの相性がGood!

チーズやお肉などにも合う、酸味、渋み・果実味のバランスが良い風味です。

お酒が苦手な方にはぶどう100%果汁のジュースや、ノンアルコールのワインも販売しているので、チェックしてみてくださいね。

※ 敷地内で購入したもの以外のアルコール持ち込みは禁止です。

【アクセス】

  • 山鹿バスセンターよりタクシーで約20分

菊鹿ワイナリーの詳細はこちらをご覧ください。

関連記事:山鹿のお酒紹介②「ワイン」〜菊鹿ワイナリー〜

山鹿蒸溜所

山鹿の自然が育むジャパニーズウイスキー

山鹿市の鹿央地域にある山鹿蒸溜所は、ウイスキー作りに適した自然環境に囲まれた蒸溜所です。

盆地特有の寒暖差の大きさは、お酒の熟成が早く進むというメリットがあります。

古くから米どころとして名を馳せた山鹿市。
良質な軟水の取れる環境で、古くから酒造りが盛んに行われてきました。

そんな山鹿に2022年オープンした山鹿蒸溜所では、ニューボーンウイスキーを造っています。

※ 3年以上の熟成期間を経たものが「ジャパニーズウイスキー」と定義され、3年未満はニューボーンと呼ばれています。

ウイスキーの蒸留釜

山鹿蒸溜所では、ウイスキーの原材料から原酒ができあがるまでの工程を見学することができます。

有料ガイドツアーでは、およそ3300個の樽が入る樽熟成庫を見学することが可能です。

現在使用されているのは1500個。
新しい蒸溜所なのでこれからどんどん増えていくと考えると、ワクワクしますね!

また、下記の有料ガイドツアーではニューボーンウイスキーの試飲が可能です(20歳未満または運転者にはオリジナルコーヒーかジュースを提供)。

【ツアー概要】

  • ツアー時間:約60分
  • 定員   :10名程度
  • 開催日時 :不定期週末
  • 費用   :大人  1,000円 / 20歳未満の方 500円 (税込)
  • 内容   :
    ①見学通路からのウイスキー製造見学(ツアーガイド付き)
    ②樽熟成庫の見学(※通常の自由見学では立ち入れません)
    ③ニューポット、ニューボーンの試飲

週末には無料での自由見学もあります(試飲は有料です。¥300〜)。

詳しくは下記のホームページをチェックしてみてください。

>公式HPリンク

山鹿灯籠娘にインスパイアを受けたこだわりウイスキー

山鹿蒸溜所の試飲スペース

施設内にはバーと試飲スペースがあります。

開放感のある天井に吊るされたシャンデリアは、山鹿灯籠と熟成樽をイメージした山鹿蒸溜所の特注品。

ウッド調で統一されたシックな空間で、特別な一杯を楽しむのもいいですね。

山鹿蒸溜所で造られるウイスキーの特徴は、その味わい。

灯籠娘の優雅に舞う姿。
そしてその中に秘められた力強さをイメージしたウイスキー造りを目指しているとのこと。

今回いただいたのは「山鹿ニューボーン・2022」「山鹿ニューボーン・2023」「山鹿・ニューポット」の3種類。

落ち着いた雰囲気のバーでもウイスキーを楽しめます

山鹿ニューボーン・2022はミルクやキャラメルのような、深みのある甘い香りが特徴です。

カラメル系の濃い味わいと、パイのような香ばしい小麦の風味が広がります。
飲み進めると飲み口がまろやかになり、よりうまみを感じられるようになるため、その違いを楽しむのも◎。

ニューボーン2023年とニューポットもそれぞれ特徴が大きく異なります。

ぜひ、実際に足を運んで味わってみてはいかがでしょうか。

【アクセス】

  • 山鹿バスセンターよりタクシーで約15分

山鹿蒸溜所の詳細はこちらをご覧ください。

関連記事:山鹿のお酒紹介③「ウイスキー」〜山鹿蒸溜所〜

Kirali Brewery

きらりと光る山鹿のこだわりが詰まったビール工房

山鹿市の方保田には、山鹿市初となるビール醸造所があります。

日々、一つ一つ手間と愛情を込めてクラフトビールを造っている小さなブルワリー「キラリブルワリー」。

夫婦で営むブルワリーには、2人のこだわりと山鹿の特産がたくさん詰まっています。

ルワー(ビールの醸造を行う職人のこと)になるため醸造技術を学んだ森さんの写真

ブルワー(ビールの醸造を行う職人のこと)になるため醸造技術を学んだ森さん。

山鹿の岳間茶とお米を使ったもの、コーヒーを使用したものなど森さん考案のクラフトビールは個性に溢れています。

クラフトビールへのこだわりは、味はもちろん自身でデザインされたおしゃれなラベルにも表れています。

森さんが考案したデザインをご主人と一緒に制作されているそうです。

カラフルなラベルは見ているだけでワクワクしちゃいます。

大手会社の作るビールは万人受けするような喉越し重視のものが多いですが、クラフトビールは作り手の個性が大きく出ます。

ビールの基本的な作り方は守りつつ、香り付けや苦味、風味付けはブルワーのオリジナルなのがクラフトビールの特徴。

キラリブルワリーの商品も、もちろん個性豊かなクラフトビールを揃えています。
クラフトビール好きはもちろん、初心者にもおすすめなフレーバーも。

店頭では訪問してくださったお客様に感謝を込めて、通常価格よりも50円値引きして販売しているそう。
個性的なビールの中から自分のお気に入りを探してみてはいかがでしょうか。

ヴァイツェンの写真

今回いただいたのは人気商品の「ヴァイツェン」。
さっぱりとした飲みやすさが特徴のヴァイツェンは女性人気が高いクラフトビールです。

ビール特有の苦さが控えめなので、ビールが苦手な人にもおすすめな1本。
隠し味のバナナでほんのりとフルーツの味わいがします。

するすると飲めちゃうヴァイツェンは、さまざまな料理に合うオールラウンダーです。

インディアペールエールの写真

こちらは「インディアペールエール」。
香り、コク、そして苦みが強く、奥深い味わいが特徴です。

奥深い味わいは3種類のホップを使用しているから。
クラフトビール好きの喉をうならせる、おすすめの1本です。

地元 山鹿に根付くクラフトビール

クラフトビールの探求を続ける森さん(右)とご主人(左)

日々、クラフトビールの探求を続ける森さんとご主人。
2024年2月には、みかんを丸ごと絞ったNEWクラフトビールを販売中!

今後もキラリブルワリーから目が離せませんね!

【アクセス】

  • 山鹿バスセンターよりタクシーで約10分

キラリブルワリーの詳細はこちらをご覧ください。

また、キラリブルワリーのクラフトビールは山鹿にあるさまざまな施設に卸されています。

今回ご紹介した角打ちや、以前別の記事でご紹介した旅館などにも卸しているのだそう。

ぜひ、一緒にチェックしてみてはいかがでしょうか。

関連記事:The boon やまが#02 親子で楽しめる!子連れでおでかけわくわくコース

関連記事:The boon やまが#04 山鹿の貸切風呂で迷ったら、まずはここをチェック!

千代の園酒造で乾杯! 山鹿はおいしいお酒がいっぱいあります。

今回はお酒好きさんにおすすめの、山鹿でお酒が楽しめるスポットを紹介しました。

山鹿には歴史あるものから新進気鋭のものまで、さまざまな酒蔵や蒸溜所が点在しています。

山鹿のお酒巡りは、お酒の魅力を満喫するのに最適です。

各施設では、酒造りの工程の見学や試飲を通して、それぞれの醸造工程や特徴を学ぶことがができます。

今回ご紹介した施設以外にも、さまざまなお酒を楽しめるスポットが山鹿にはたくさんあります。

ぜひ一度、山鹿を訪れてお酒の魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。

※ 飲酒運転や未成年飲酒は法律で禁止されています。

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