鞠智城

鞠智城は今から約1300年前に、大和朝廷が築いた山城で、全国でも珍しい八角形の鼓楼が特徴です。当時、東アジアの政治的情勢は、非常に緊張していました。日本は、友好的であった百済を復興するため援軍を送りましたが、663年の｢白村江の戦い｣で、唐と新羅の連合軍に敗北しました。このため、事態は急変し、直接日本が戦いの舞台となる危険が生じました。そこで九州に、大宰府を守るために大野城（福岡県）、基肄城（佐賀県）、金田城（長崎県）が造られました。鞠智城は、これらの城に食糧や武器、兵士などを補給する支援基地でした。現在国指定史跡になっており、国営公園を目指しています。

歴史公園鞠智城の敷地内には、鞠智城について学べる施設｢温故創生館｣や、山鹿和栗スイーツを味わえるカフェ「栗と空」もあります。

ボランティアガイドのお問合せや申し込みは、温故創生館までお願いします。
TEL0968-48-3178　※2週間前までに要予約