アイラトビカズラ

樹齢1000年の古木に咲く紫の花

樹齢1000年と推定される古木・アイラトビカズラは、常緑のマメ科の植物です。ツルの茎の直径は10センチ以上にもなっています。葉は、3枚の子葉が互い違いに生えていて、中央の葉は長さ7~15センチの楕円形で、両側の小さい葉は下に張り出した卵形をなしています。葉の色は全て緑色ですが、上面は特に光沢のある深緑色になっています。

毎年5月、暗い紅紫色の大きな花が、ブドウの房のように垂れ下がって咲きます。花は長さ約7センチの大型の蝶の形をしていて、独特な香りを放ちます。

昭和37年、熊本大学薬学部により、人工授粉で結実に成功し、中国揚子江の中流域に分布する常春油麻藤(じょうしゅんゆまとう)と同じ種類であることが分かりました。

その開花は極めて珍しいと言われていましたが、近年はほぼ毎年5月に開花を見ることができます。昭和27年に、国の特別天然記念物に指定されました。

~アイラトビカズラにまつわる伝説~
昔、源平合戦の頃の話で、壇ノ浦の合戦で敗れた平家の残党が相良寺に立てこもった際、豊後竹田の源氏方の緒方三郎が寺を焼討ちした。このとき寺の観音様が飛翔(ひしょう)してこのカズラに飛び移り危うく難を逃れたという。

☆近くには相良寺もございます。ぜひお立ち寄りください。

施設情報

所在地 〒861-0412 山鹿市菊鹿町相良370
TEL 0968-43-1579
駐車場 20台
交通アクセス 九州自動車道菊水ICから県道16号、国道325号で菊池方面へ。鹿本町から県道9号線で菊鹿町方面へ

所在地Map