The boon やまが#06 移住オーナーによる山鹿のおすすめグルメを紹介

The boonとは「恩恵」や「恵み」という意味で、山鹿の豊かな恵みであり魅力であるグルメや食材、癒やしなどにザブーン! と飛び込んで欲しいという思いを込めました。
「The boon やまが」では、グルメや観光など、テーマに沿った山鹿の恵み豊かな場所をピックアップしてご紹介します。

The boon やまが#6 移住オーナーによる山鹿の美食

今回は「移住オーナーによる山鹿のおすすめグルメ」特集!
山鹿に移住したオーナーにスポットライトを当てたお店を6件ご紹介します。

自然に囲まれた山鹿に流れる時間はどこか穏やかで、ゆったりとした雰囲気を持っています。
そういった雰囲気に憧れ、移住を決める人も少なくありません。

今回ご紹介するお店は、オーナーの料理へのこだわりだけでなく山鹿への「愛」がたくさん感じられます。

ぜひ、移住オーナーが生み出す絶品グルメを味わいながら、山鹿の魅力を存分に感じてください。

※金額はいずれも取材時点(2024年3月)のものです。

ちょっと贅沢ランチは「平山是好日」で決まり

「平山是好日」は山鹿市の平山に2023年の12月にオープンした、比較的新しいレストランです。

ご夫婦揃って平山温泉に惚れ込み、もともと田舎暮らしに憧れていたこともあって福岡から移住されたそうです。

大人気のローストビーフランチは、6種類の小鉢とお味噌汁が付いていてとってもボリューミー!

個性的なランプや統一されたインテリアで空間のおしゃれ度も抜群です。

店内のインテリアは奥様のコレクションなのだとか。

まさに「映え」空間ですね。

公式SNSで「ローストビーフとプリンのお店」と仰っている通り、平山是好日はプリンを始めとするデザートも豊富。

ランチだけでなく、カフェとしての利用もおすすめです。

お肉が選べる!絶品ローストビーフランチ

平山是好日のおすすめメニューは一級品を使った「ローストビーフランチ」です。

「やまが和牛」「牛たん」「菊池源吾牛」からメインのお肉が選べ、その日の仕入れで異なる6種類の小鉢が付いています。

ローストビーフにはご飯によく合うように玉葱をたっぷり使った醤油ベースのジャポネソースがかかっており、箸が止まりません。

お肉に自家製粒マスタードを付けるのもおすすめとのこと。

粒マスタードは乾燥マスタードを白ワインビネガーで戻し、たまり醤油に漬け込んだ特別製です。

平山是好日のご飯はすべて土鍋で炊いたものを使用し、小鉢はもちろん、使用する米味噌やドレッシングもすべて手作りというこだわりぶり。

ちなみに、今回いただいた小鉢とお味噌汁のメニューはこちら。

  • キヌアのサラダ
  • じゃがいもと里芋のミンチコロッケ
  • ビーツのチーズ豆腐
  • だし巻き卵
  • ひじきとささみと豆のサラダ
  • セロリと南関揚げのおひたし
  • ふろふき大根と天草あおさの味噌汁

野菜のうまみがギュッと詰まった、大満足の小鉢でした。

ご夫婦のこだわりと、山鹿への情熱が詰まった「平山是好日」。

ちょっとした贅沢ランチにいかがでしょうか?

お土産としてプリンのテイクアウトもおすすめです。

【ここもおすすめ!ちょこっと紹介①】

阿蘇の大人気パン屋「古木家」が山鹿に移転!

「古木家 reo tale」は、1階の駐車場スペースでテイクアウト用のパンを販売しています。

古木家のオーナーはこの道37年の大ベテラン。

なんと某ベーカリーチェーンなどの技術指導も行うほどの腕前なのだとか。

そんなオーナーによる絶品パンが、お手軽価格で購入できる「古木家」。

もともと阿蘇にお店を構えていましたが、被災により西原村へ。

心機一転、と思った矢先に再び被災……、といった波乱万丈を経て山鹿に移住されました。

古木家で販売しているパンには、基本的に卵や乳製品が使われていないのでアレルギーを持っている方でも安心して食べることができます。

山鹿には魅力がたくさんあるのに、まだまだ知られていないと歯がゆい思いをしているオーナー。

なんと現在、山鹿の隠れた特産品を新たな名物にしようと、道の駅と協力したプロジェクトが水面下で進行中なのだとか……?

山鹿の新たなグルメハブスポットになりつつある古木家。

ぜひ山鹿旅行のお供に購入してみては?

ほっこり満腹の「イナカショクドウ Imoo-887」

「イナカショクドウ Imoo-887」、通称「イモ8」は鹿北町の芋生にある食堂です。

オーナー夫妻が古民家をセルフリノベーションした空間は、初めて訪れた人もどこか懐かしさを覚えることでしょう。

サラリーマン時代、人里離れた古民家での飲食店経営を夢見ていたオーナー。

2年以上物件を探していたところ、山鹿の古民家に惹かれオープンに至りました。

おしゃれさを追求するのではなく「田舎食堂」としての雰囲気を大切に、お客さんが「また帰ってきたい」と思える、おばあちゃん家のような場所を目指したのだそう。

イモ8では4種類の昼定食を提供。

すべての定食には豚だご汁が付いており、優しいお出汁が大人気の一品です。

全セット豚だご汁付きの限定ランチ

定食のメインは「もつ煮」「生姜焼き」「豚ロースカツ」「トマト煮込みハンバーグ」から選ぶことができます。

定食には豚だご汁と小鉢が6種類付いています。
中でも特徴的なのがだご汁で、いも8のだご汁はなんとめずらしい醤油ベースのすまし汁仕立て。

スープ自体はあっさりとしているのですが、そこに別焼きの豚バラを最後に入れることで、香ばしさとコクをプラスしています。

オーナー特製の七味や、とろろ昆布で味変も可能です。

小鉢は季節によって変わるそうで、今回いただいた小鉢は春を先取りしたメニューとなっていました。

  • バジルペーストドレッシングのサラダ
  • ピーナッツ豆腐の冷奴
  • ささみの酢味噌がけ
  • レバーのしょうが煮
  • 季節の天ぷら(銀杏、新じゃが、菜の花)
  • 漬物、お浸し

小鉢の変化で季節の移ろいを感じることができますね。

イモ8こと「イナカショクドウ Imoo-887」ではランチの営業だけでなく、土日祝のみ夜営業も行っています(完全予約制)。

田舎の夜の静けさの中、温かい定食と共にいただくお酒。

普段ではなかなか味わえないシチュエーションではないでしょうか。

ランチも土日祝は混み合うので予約がおすすめ。興味がある方はぜひチェックしてみてください。

【ちょこっと!おすすめ紹介②】

地元のコミュニティ「ホットサンド101」

築およそ170年の古民家を一部リノベーションして作られた「ホットサンド101」。

朝の7時から9時のモーニングと、11時から14時のランチタイムにオープンしているホットサンド屋さんです。

もともと古民家が好きなオーナーが、縁あって空き家だった古民家を借りることに。

古民家の持ち主から「地域の人が集まる場所にしてほしい」という頼みを受け、本業と並行してホットサンド屋さんを営むことにしたのだそう。

地元民から愛され、知る人ぞ知る隠れ家的お店であるホットサンド101ではオーナーの気まぐれメニューが並んでいます。

取材のこの日は「豚れんこん醤油サンド」や「キーマカレー+チーズ」など、オーナー手作りの具材を挟んだ特製ホットサンド。

1日経つだけでメニューがガラッと変わることもあるそう。

ここだけの一期一会を楽しんでみるのも素敵ですね。

山鹿で味わう本格スペインバル「Sagrada食堂」

山鹿にある「Sagrada食堂(サグラダ食堂)」では、凄腕シェフによる本格スペイン料理が味わえます。

アメリカに18年在籍し、高級ホテルなどで腕を磨いていたオーナーでしたが、元FCバルセロナの会長を務めていたジョアン・ガスパールさんに見初められたことをきっかけにスペインへ。

お昼時はコストパフォーマンスの良いランチセットを、夜には魚介類をたっぷり使ったパエリアやパスタ、ワンプレート、おつまみに最適な小皿料理などを提供しています。

カラフルで個性的な内観はちょっと異国感があり、壁にはサッカーのユニフォームやポスターなど、さまざまなグッズが並んでいます。

オーナーのイチオシは「おまかせコース(予約必須)」

オーナーが特に自信を持って提供するのが「おまかせコース(¥4,000〜)」。

提供される料理は日によって変更しますが、基本的には「前菜」「メイン」「スパゲティ」「アヒージョ」など。

「ランチもおすすめだが、ディナーは特におすすめ!」とはオーナー談。

お客さんに大満足してもらえる自信に満ちあふれていました。

エンターテイメント性もあり人気が高いのが、ハードチーズとパスタを絡めるサービス!

プラス500円を支払うことでどのパスタでもチーズパスタにすることができます。

熱々のパスタを大きなハードチーズに入れ、熱で溶けたチーズが麺に絡み濃厚なチーズパスタになるんです。

とろ〜りとろけたチーズと、もちもちの平打ち麺の相性は抜群!

サグラダ食堂ではコミュニティーテーブル(相席)のスタイルで料理を提供しています。

人との交流を大切にするオーナーだからこそ、人との縁がきっかけでスペインへ渡るチャンスを得たり、著名人からのリピート訪問があるのでしょう。

料理と人を愛するオーナーによるスペイン料理。

ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

【ちょこっと!おすすめ紹介③】

山鹿の幸をふんだんに香り良い炉端焼きで「ロバタコワン」

山鹿市にある「ロバタコワン」のオーナーは、もともとワインバーを経営していたワインのプロ。

菊鹿ワイナリーの立ち上げメンバーとして抜擢され、そこで料理人兼ソムリエをしていたオーナー厳選のワインと、炭火焼きが楽しめるお店です。

そんなロバタコワン、実はランチの提供も始めました。

ランチタイム限定で提供されるのは「炭焼き親子丼(画像参照)」と「炭焼きつくね丼(¥1,210)」。

親子丼で使用しているお肉は、山鹿の特産品である「ハーブ鶏」。

炭火でじっくりと焼き上げたハーブ鶏は、外は香ばしく中はしっとりジューシーに。

このお肉をとじる卵も山鹿で採れたものを贅沢に使用しています。

山鹿の特産品が詰まった一杯。
ぜひ一度堪能してみてください。

移住グルメで山鹿がもっと好きになる

気になるお店は見つかりましたか?

今回ご紹介したグルメ以外にも、山鹿にはさまざまなグルメがあります。

事前に調査するのもいいですが、車を走らせた先でたまたま見つけたお店に入ってみる……というのも楽しいかもしれません。

伸びやかな自然に囲まれ、人の穏やかな優しさに触れながら味わう山鹿の味。

ぜひ、今回ご紹介したお店に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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