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自然を満喫!山鹿でキャンプ体験!(後編)
前編では、朝からキャンプにおすすめの食材などを調達するため道の駅鹿北 小栗郷、ロースターズカフェ 琥珀の刻、岳間の郷 ひがしの3軒に立ち寄ってきました。
後編ではいよいよ、キャンプ場の魅力に迫ります。
キャンパーの憧れ、なんと直火もOKな岳間渓谷キャンプ場
いよいよ本日の目的地、岳間渓谷キャンプ場に到着です。
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受付を済ませ、キャンプ場の説明を受けます。
管理棟の上に広がる広葉樹と杉林の山が丸ごとキャンプ場で、10棟ほどのコテージと炊事場、持ち込みテント用のサイトがエリア分けされているそうです。
有料ですが、鍋やフライパン・包丁・まな板・皿などの炊事用具、焼肉用具、寝具などの貸し出しもあるので、食材や飲み物などを持参すれば気軽に利用できるのもうれしいですね!
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なんとテントサイトは火の扱いに注意すれば直火もOKとのこと。
それなら大きな焚き火台を持ってきてもよかったかな~?なんて考えながら、期待に胸を膨らませつつ、車でサイトのある杉林に入っていきます。
テントサイトは森の斜面を利用した気持ちのよい空間で、見晴らしもよく、ウッドデッキもあり、きれいに整備されています。
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オート区画サイトなので、近くまで車を寄せられて荷下ろしには便利です。
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鳥のさえずりと、木々の間に差す光。
木立の雰囲気が抜群に良くて、まるで世界遺産のヨセミテ国立公園のキャンプ場にいるかのような高揚感があります。
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デッキはあまり大きなテントは張れませんが、山岳系テントなら4〜5人用サイズまではOKといったところ。
デッキの板の隙間は無く、夏場でも虫が上がってこないところもポイント高いですね。
1つのデッキにつき、固定された4〜6人用のテーブルスペースがあります。
そして隣のサイトとの間隔が丁度よく、地形が劇場型なので、同じ目線になりにくく、プライバシーも確保できるのはおすすめ。
木々の間にタープを張ったり、ハンモック泊など自由度が高いので山系の装備の人には、正直たまらないキャンプ場かもしれません。
せっかくだから、お茶もワイルドにいただこう
設営も落ち着いたら、先ほど岳間の郷 ひがしで購入した緑茶をいただきます。
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鉄瓶で湧水を沸かすとお湯もまろやかになったような気がします。
お茶を飲むと心からリラックスできるのはやっぱり日本人だからでしょうか。
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山鹿のお茶は目を見張るほどのきれいな緑色。
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お茶請けにはロースターズカフェ 琥珀の刻のアップルパイを。緑茶にも合います!
山鹿キャンプのいいところは、なんといっても温泉が選び放題!
夕ごはんの前に、お風呂に行くために、一旦キャンプ場を出ます。
そう、ここから車で30分圏内にたくさんの温泉があるのです。
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平山温泉 元湯に到着。
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トロトロとしたぬめりのある泉質が有名で人気を博しています。
しかも内湯と露天風呂がある掛け流しの大衆浴場で一人300円!
コスパもとても高いですよね。
シャンプーや石けんなどのアメニティがないので、受付で購入することもできますが、ご持参されることをおすすめします。
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温泉も山鹿でのキャンプを楽しむポイントの1つです。
そして本日のメインイベント、厳選した山鹿の食材で「焚き火ごはん」
戻ったら夕食の準備。
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ロースターズカフェ 琥珀の刻で特別に分けてもらった焚き付けで火おこし。
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今夜のスペシャルディナーは、事前に購入しておいた山鹿の逸品たち。
まずは、日本一鶏肉研究所の「THE CHICKEN HERB 奇跡の麹漬け 3種詰め合わせ」。
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木屋本店こだわりの『奇跡の…こうじ』シリーズとコラボし、もも肉は香りのいい「バジル塩麹」、むね肉はあっさり「塩麹」、せせりは香ばしくて食欲をそそる「醬油麹」とそれぞれの部位にぴったりの麹で漬け込んでできた商品。
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火を通して立ち込める麹の香りに食欲がそそられます。
次に、燻製工房 縁の熟成ベーコンとソーセージたち。
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非遺伝子組換飼料で育てられた熊本県産の「走る豚」を、添加物・化学調味料を使わず天然塩と農薬も肥料も使わない自然栽培野菜に漬け込み、熊本産樫炭で丁寧に燻製して作られたこだわりの数々。
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もうこれは間違いないおいしさです。
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さらに、サイドで丸山ステンレス工業の焚き火台「Bonfire Grill」でソーセージにじっくり火を通します。
本体側面にレーザー加工で施されたデザインが、火を入れると幻想的に浮かび上がります。
山の中で焚き火で肉を焼く。
薪のパチパチという音、鉄板で豪快に焼ける音、香ばしい肉の脂の香り、まさに五感をフルに使ったダイニングです。
そして、木屋本店の「辛旨米麹醬」にはボイルした道の駅の野菜を合わせて。
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米麹ならではの自然の「旨味」と「甘味」に、唐辛子の辛味が加わった最高の醤。
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野菜にディップする手が止まりません。
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夕日を背に、森の中で過ごすひととき。
2泊でも3泊でもしたくなるほどぜいたくな時間です。
ゆらめく炎を眺めながら、二人でいただく菊鹿ワイン
太陽が沈み、あたりが静寂に包まれます。
炎の灯りと、時おり聞こえる薪の爆ぜる音だけで心地よい時間を演出してくれます。
焚き火にはやっぱりマシュマロ。
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焦がさないようにゆっくり炙ります。
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乾杯はもちろん菊鹿ワイン。
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揺らめく炎はいつまでも眺めていられるから不思議ですね。
うーん最高の時間です♪
余韻に浸りながらテントへ。
明日は何をしようかと語らいながら眠りにつきました。
大自然の中でいただく、最高の朝ごはんのために
夜明けに目は覚めたものの、ゆっくり2度寝してしまいました。
まずは火を起こして朝食のためのベーコンエッグと、ホットサンドを準備します。
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パンにはさんだチーズの溶け頃を見極めていきます。
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ちょうどいい焼き加減です。
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あまり予定を詰め込まなければ、朝食もゆっくりとれるのがキャンプのいいところ。
大切な人とゆっくりした時間を過ごしたり、語り合うにはおすすめです。
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ロースターズカフェ 琥珀の刻のコーヒー豆でモーニングコーヒーを淹れます。
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お湯を沸かす、それだけのことを幸せに感じたり、過ぎ行く忙しい日々に感謝したり。
心の充電と、デトックスにも。
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午前中はゆっくり読書でもして、帰りにもう1回山鹿の温泉に入って帰ればもう完璧なコースですね。
次は暖かくなってからまた来たいと思います。
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岳間渓谷キャンプ場は、木立の間に沈む夕日を拝める最高のキャンプ場でした。
冬はお客さんが少ないので特におすすめです。