
夏に食べたい、″ピュア″な味わい、第1・2弾一挙紹介!
昨年、多くの人に親しまれた「やまが和栗」を贅沢に使用した特別なアイスクリーム「ピュアマロン」。発売と同時にメディアにも取り上げられ、その濃厚で上品な味わいが人気を集めた。また、暑い夏に栗のおいしさを味わうことができるという特別感もその魅力の一つであった。そんなピュアマロンが、今年も消費者の声に応える形で再発売されている。山鹿市内の7つの物産館において限定で取り扱われており、山鹿市内を訪れた人だけが手にすることのできる特別な一品となっている。
さらに、今年は高級アイスの第二弾である「ピュア抹茶」も7月1日から発売されている。今回は、現在、最注目のピュア抹茶の新製品発表会の様子をお伝えする。

高級アイス第二弾の新製品発表会
「ピュアマロン」に続き、今年の夏に注目を集めるのが、高級アイス第2弾として発売されている「ピュア抹茶」である。私たちは、2025年6月27日に「温泉プラザ山鹿」のふるさと市場で開催された「ピュア抹茶」の発表会に参加した。
発表会には、開発者である山鹿市物産館連絡協議会をはじめ、山鹿市茶業青年会や行政団体、マスコミ関係者などが集まり、一足先に新作アイスに舌鼓を打った。
深みを極めた、岳間茶×アイス
今年も「パストラル」との共同開発で、抹茶の気高い香りと濃厚な味わいの特性を活かした新作アイスが完成した。ピュア抹茶には岳間茶が使用されているという
岳間茶といえば、肥後藩主細川忠利公の御用達のお茶として歴史がある山鹿のお茶として知られている。「深みのある緑色の深蒸し茶」「味が濃い」「コクのある甘み」等の印象があるが、その岳間茶を抹茶にしたものが約2.5%含有され、贅沢感のあるアイスクリームに仕上がっている。

まず、注目するのはパッケージである。今年、再発売されているピュアマロンと同様にコンパクトサイズのケースに、お茶の写真と紹介文が記載されている。青空の下で茶の葉に光が当たっている様子が、清涼感を感じさせてくれる。中身のアイスを取り出すのが楽しみになってくるようなパッケージだ。
まず、注目するのはパッケージである。今年、再発売されているピュアマロンと同様にコンパクトサイズのケースに、お茶の写真と紹介文が記載されている。青空の下で茶の葉に光が当たっている様子が、清涼感を感じさせてくれる。中身のアイスを取り出すのが楽しみになってくるようなパッケージだ。
山鹿市内の7つの物産館において限定販売されているピュア抹茶(左)とピュアマロン(右)
そして、そのパッケージを開けるとその中には、深みのある鮮やかな緑色の棒アイスが入っている。抹茶の自然な色合いが食欲をそそる。袋から取り出すと、ほのかに抹茶の爽やかな香りが漂う。抹茶のほろ苦さは感じるが、舌に残るような渋さはない。その上、甘さとのバランスが絶妙で、最後まで飽きずに楽しめる味わいだ。1本464円のアイス。味のクオリティからすると、買って後悔しない自分へのご褒美アイスだともいえる。食べればきっと、その魅力が分かるはずだ。
現在、山鹿市内では「夏を楽しもう!キャンペーン(2025.7.5~8.31)」が開催されており、抹茶をはじめ、山鹿地域の農産品を「ひんやり」味わい、楽しむことができる。ピュア抹茶も一押しのそんな商品である。

山鹿の想いをかたちに
今回の新製品発表会では、山鹿市茶業青年会に属する後継者らによる挨拶も行われた。それぞれから、山鹿の茶業発展に対する想いや今後への期待等が語られ、季節に抜群の相性であるアイスという形で、岳間茶を幅広い年代の人々に味わってほしいという。「ピュア抹茶」という山鹿の魅力を活かしたアイスが開発された背景には、消費者に喜んでもらいたいとお茶作りに尽力する若者や、山鹿を盛り上げたいという地域の関係者の熱い想いがあることを感じた発表会であった。
この夏は、ぜひ、山鹿を訪れ、山鹿の恵みが堪能できる“ピュア”アイスを手に取ってみてほしい。

(写真)山鹿市役所、熊本県立大学 行政学研究室
(記事)熊本県立大学 総合管理学部 田上真帆・仲光千聡