栗の美味しさ溢れるアイス「ピュアマロン」

2024年の夏、山鹿市の特産品である「やまが和栗」をふんだんに使用した特製アイスクリーム「ピュアマロン」が、山鹿市内の6つの物産館※にて、3000本限定で販売された。
やまが和栗を通して地域活性化につなげたいという地域の思いが詰まったこの製品の魅力や新製品発表会の舞台裏を紹介する。

※在庫残りわずか。JAかもとファーマーズマーケット「夢大地館」と道の駅鹿北 小栗郷にて販売中。

やまが和栗アイスクリーム「ピュアマロン」

山鹿オリジナルアイスの新製品発表会

2024年7月1日、菊池川の支流沿いに位置する「道の駅 水辺プラザかもと」にて、やまが和栗をふんだんに使用した高級アイス「ピュアマロン」の新製品発表会が行われた。山鹿市物産館連絡協議会や鹿本地域振興局、山鹿市役所の関係者をはじめ、テレビ局や新聞社などの多くの報道機関が集った。

ピュアマロンは地元山鹿市のアイス製造所「パストラル」で1年間の開発期間を経て誕生した、やまが和栗を贅沢に18%も含有した山鹿オリジナルの高級アイスクリームである。得てして「秋の味覚」と評される和栗であるが、それを一足早く暑い夏に、冷たいアイスクリームとして味わうことができる嬉しい新製品の誕生である。

発表会では、まず開発者代表による製品紹介が行われ、その後に試食会、最後に製品情報やその魅力をより多くの方へ発信するための撮影会が実施された。私たちも招待客のひとりとして発表会に参加し、ピュアマロン発表会の裏側を垣間見ることができた。

紹介が行われ、その後に試食会、最後に製品情報やその魅力をより多くの方へ発信するための撮影会が実施された。私たちも招待客のひとりとして発表会に参加し、ピュアマロン発表会の裏側を垣間見ることができた。

撮影会での緊張気味の私たちの様子

やまが和栗とアイスクリームの融合

やまが和栗の写真や紹介文が記載された高級感あふれる箱からアイスを取り出し、袋を開くと、まず栗の香りをふわっと感じた。見た目は綺麗なクリーム色で、一口食べると口の中が栗の風味でいっぱいになった。まるでモンブランケーキをアイスにして食べているような感じだろうか。口触りは濃厚であるが、ただケーキのような甘さはなく、ほんのりと感じる自然な甘さで、後味もすっきり。

発表会では、試食会も開かれ、幸運にも私たちもいち早くこのアイスクリームも味わうことができた。

パッケージデザインや風味、食感など多くの面において開発者のこだわりを感じるアイスクリームである。

ピュアマロンのパッケージ

地域の希望を詰め込んだ製品づくり

開発者による製品説明では、製品に込められた思いやこだわりについても言及された。そのひとつが食感である。このピュアマロンには、栗をペースト状にしたものと、そのままの栗が使用されている。開発プロセスでは、栗の使用量を試行錯誤しながら調整したという。アイスとしての食感を失わない程度に、素材の美味しさも引き立たせる。素材に自信があるからこそ、可能なこだわりであろう。

旬の時期はもちろんのこと、それ以外の季節でも一年中、やまが和栗を楽しむことができる製品づくり、そしてその製品を通してやまが和栗をはじめ、山鹿地域の魅力を知ってほしいという思いが詰められているピュアマロン。ぜひ、この製品をきっかけに、やまが和栗の魅力を多くの方へ届けてほしい。

(写真)熊本県立大学 総合管理学部 三浦愛加

(記事)熊本県立大学 総合管理学部 黒田真琴・梅田結衣

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