約3500袋のあられがすぐに完売!?西牧粟嶋まつりに潜入!

2023年3月3日、雛祭りの日。
西牧地区(川辺)の神社でまつりがある!という噂を聞きつけ行ってきました。
場所は「西牧粟嶋神社」。
和水町との境にある菅原神社の境内に粟嶋神社はあります。
事前にネットで調べてみたものの、祭りの情報は見つけられず…
本当にあるのか不安を感じながら行ってみると、神社の近くでのぼりを発見!

近くに車を停め、のぼりを頼りに粟嶋神社へと向かいます。
T字路を左に曲がると…

目に飛び込んできたのは長蛇の列!!!
しかもこの行列、神社敷地内の一番奥からずら~っと続いているんです。
並んでいる方にお話を伺うと、お目当てはこのまつりでだけ販売される "あられ" だそう。
平日にもかかわらず、閑静な住宅街にこんなにも人が集まるなんて、一体どんなあられなのだろうと胸が高鳴ります。

境内へ

境内に入るとすぐ左手に小さな鳥居が。

鳥居の横の案内板には西牧粟嶋神社の由来が書かれていました。

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江戸時代の中頃、旅の老僧が「一晩泊めてもらえないか」と西牧の一軒に立ち寄ったところ、とても信心深いその家の老夫婦が、心よくその老僧をもてなした。
その夜、老夫婦は夢の中で、粟嶋様がこの西牧の里に長くとどまりたいと仰ったのを聞いた。
老夫婦はこの夢の話を老僧に伝えお願いし、宇土の粟嶋さんより御神体を譲り受け、この地に祀った。
それ以来、西牧粟嶋神社は主に「安産、婦人の守り神」として信仰されている。
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宇土の粟嶋神社と言えば日本一小さいミニ鳥居で有名ですよね!
その繋がりでここ西牧粟嶋神社にも無病息災や健康開運などを願うミニ鳥居が作られたようです。


実際にミニ鳥居に挑戦される方も^^


ミニ鳥居の奥では甘酒のふるまいがありました。


甘酒を頂きながら、このまつりについてお話を伺うことに…!

するとたまたまお声がけした方がこのまつりの実行委員長を務められている池尻さんでした。

「このまつり、全てが西牧地区みんなの手作りなんだよ~!」と池尻さん。
皆さんお目当てのあられは、生産から販売まですべて西牧地区の住民の皆さんだけでされているのだそう。

あられの他にも、ちらし寿司や万十、焼きいもや焼きそば等のお店もありました。
もちろんこれらも全部住民の皆さんの手作り。
焼きいもや焼きそばはテントの中で、ちらし寿司や万十は神社横の西牧公民館で作られており、どれも出来たての味を楽しめます。


気さくで面白い池尻さんらとお話をしているうちに、あられの販売時間が近づいてきました。

いよいよ販売開始!

あられの販売開始時間は10時と12時の2回。

10時になった途端、あっという間のスピードでお客さんの手へあられが渡っていきます。

あられが詰められていた黄色いコンテナは、驚くほどのスピードで空き箱に。
10時の回の販売はわずか10分ほどで終了しました。
並んでいたのに買えなかった方も多く、「ここで終了で~す!次は12時からの販売です~!」という声が響き渡ると、「え~~!」と残念そうな声が。

販売されていたあられはこちら。
1セット(あられ5袋入り)1,000円です。
基本的にはセットでの販売ですが希望があればバラ売り(1袋200円)も可能なのだそう。

今回特別に試食をさせていただきました。

気になるそのお味は…
長蛇の列になるのも納得の味。
サックサクの食感で、お米の味がしっかりと感じられます。
今まで食べてきたあられと比べ物にならないほどの美味しさです。

「あられに使うもち米もここ西牧地区で作ってるんだ!」と池尻さんは言います。
通りで美味しいはずです!

池尻さんによると、このあられに使用するもち米の量はなんと6俵!!!
すごい量です!!

6俵ものもち米をついて、乾燥させ、揚げて、砂糖と絡めて、そして梱包して…
長い工程を経てこの雛あられは出来上がるそうです。
「まつりに来た人に喜んでほしい」という皆さんの思いが込められているからこそ、こんなに美味しいあられが出来上がるのですね。

おわりに


西牧地区の皆さんの仲の良さ、結びつきの強さを感じた「西牧粟嶋まつり」。
初めて参加しましたがどこか懐かしく感じる、心温まるまつりでした。
西牧地区の皆さん、ありがとうございました。

ぜひみなさんも3月3日は西牧の美味しいあられをご賞味ください。

今後も山鹿の魅力をてくてく山鹿でお伝えします!


それではまた👋

◆西牧粟嶋神社
〒861-0545 熊本県山鹿市西牧979 菅原神社境内

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