農業で稼げる未来へ―JA鹿本クリ部会長(やまが和栗の里グループ代表) 古川信義さん
「30by30(サーティ・バイ・サーティ)目標」というキーワードを聞いたことがあるだろうか。これは、2030年までに、陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標のことである。この目標を達成するための取組みのひとつとして、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」に認定するという制度がある。そして、今春、山鹿市内にて「やまが和栗の里(鹿北の和栗生産者グループ)」が株式会社博多大丸と共同申請した栗園(農地)が自然共生サイトに認定されたというニュースが県内にて大きく取り上げられた。
今回は、やまが和栗の里グループ代表でもあり、またJA鹿本クリ部会長を務められている古川信義さんにお話を伺った。インタビューのために私たちが訪れたのは古川さんが管理する栗山の中であった。青々とした緑がどこまでも続く雄大な自然の中、眩しい笑顔とともに古川さんが出迎えてくれた。
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