菊池川流域のストーリーが「日本遺産」に認定されました!

 

 

菊池川流域4市町(玉名市・山鹿市・菊池市・和水町)は熊本県の協力のもと、「二千年にわたる米作り」をテーマにストーリーを作成し、平成29年2月に日本遺産の申請を行いました。

(※日本遺産とは … 日本の文化伝統を語るストーリーを「日本遺産」として認定し、国内外に打ち出し、観光など地域活性化につなげていくというもの。文化庁が平成27年度に創設。全国で54件が認定され、熊本県からは人吉球磨地域が認定されている。2020年(東京オリンピック)までに、全国で100件程度の認定が予定されている。)

平成29年4月28日付けで文化庁より審査結果が公表され、今回見事に菊池川流域のストーリーが日本遺産に認定されました。

今後はより一層3市1町の連携を深め、二千年にわたり継承されてきた米作り文化を、菊池川流域ならではの魅力として国内外に広く発信し、この地域の活性化につなげてまいります。


タイトル

米作り、二千年にわたる大地の記憶 ~菊池川流域「今昔『水稲』物語」~


ストーリーの概要

菊池川(きくちがわ)流域には、二千年にわたる米作りによる大地の記憶が残っている。
 平地には古代から受け継がれた条里、山間には高地での米作りを可能にした井手(いで)(用水路)と棚田、そして海辺には広大な耕作地を生み出した干拓。
米作りを支えた先人たちによる土地利用の広がりが、今も姿を留め、その全てをコンパクトに見ることができる。更に賑やかな祭りや豊かな食という無形の文化も息づくなど、菊池川流域は古代から現代までの日本の米作り文化の縮図であり、その文化的景観や米作りがもたらした芸能・食文化に出会える稀有な場所なのである。

ストーリーの詳細(PDFファイル 291KB) kikuchigawa

 

今回認定された菊池川流域の構成文化財の一部

 

▲旧玉名干拓施設【玉名市】           ▲番所地区の棚田【山鹿市】

▲菊池の松囃子【菊池市】            ▲ガネめし【和水町】